別のブログでMicrosoft Power Automate(旧Flow)とDocuSignの連携のご紹介をしましたが、今回はZapierを使った連携例をご紹介します。

ご存知のように、ZapierはiPaasのクラウドサービスで、1500超のアプリケーションと連携して、業務などのプロセスの自動化や効率化を行うことができるものです。このZapierに、DocuSignとの連携用Appが用意されていますので、今回はこちらを利用して、プログラム開発無しに、DocuSignで送ったエンベロープの電子サインが完了した際にSlackに通知する、というシナリオを実現してみます。

1. 環境の準備

DocuSignの環境

Zapier上のDocuSign Appの仕様により、サンドボックス環境とは接続できません。ご利用中の本番環境、もしくは、無料トライアル環境を作成して、ご利用ください。

※ また、トライアル環境を新規に作成された場合、一度何らかのエンベロープを作成・送信を行っておいてください。後続のDocuSignトリガーの設定の中で、このエンベロープデータをサンプルデータとして自動的に読み込みが行われるためです。

Zapierの無償環境

Zapierのアカウントを既にお持ちでない場合は、Zapierのサインアップページからアカウントを作成してください。無償バージョンの場合、Zapと呼ばれる連携設定の数や起動されるタイミング、それから複雑なZapを作成できないなど、制限がありますのでご注意ください。

Slackの環境

こちらも、Slack環境をお持ちでない場合は、新しくワークスペースを作成してください。

2. ZapierのZapを作成

Make a Zap!ボタンを押して、Zapを作成していきます。

まず、上部にある名称をダブルクリックして編集します。次に、検索ボックスに「DocuSign」と入力し、表示されたDocuSign Appをクリックします。

次に、起動するトリガーイベントを設定します。「Envelope Sent or Completed」を選択します。その下に、青いボタンでContinueが表示されるのでクリックします。

次に、DocuSignの環境とZapierを接続します。「Sign in to DocuSign」ボタンをクリックし、DocuSign環境と接続します。Continueボタンを押します。

次に、連携する対象のエンベロープのステータスを設定します。送信時に通知したい場合は、「Sent」を選びます。今回のシナリオでは完了時に通知したいので、「Completed」を選択します。

「Download from data?」は今回「no」を選択します。フォームデータ、つまり、フィールド値を取得したい場合はこの設定をyesにしますが、実際すべてのエンベロープで項目ラベルが同じ、ということは難しいと思いますので、”通知したい”という要件の場合、割り切りも一案です。「Continue」ボタンを押します。

「Find Data」のステップでは、「TEST & CONTINUE」ボタンを押してください。接続されたDocuSign環境から、サンプルデータを読み込みます。新規の環境では、予めエンベロープを1通送っておいて署名完了を行っておいてください。

DocuSign側からのエンベロープ情報を取得する準備が完了しました。次に、Slackに通知する設定を行っていきます。「Edit」ボタンを押します。

検索ボックスに「Slack」と入力し、Slack Appをクリックします。

今回は、チャネルに通知を行います。「Send Channel Message」を選択し、Continueボタンを押します。

「Sign in to Slack」ボタンを押して、Slackと接続します。接続完了したら「Continue」ボタンを押します。

次の画面で、どのチャネルに投稿するか、メッセージテキストはどのような内容にするのか、Botとして投稿するのか、などが設定できます。Slackのメッセージ形式はテキストのみがサポートされているようです。メッセージ内に埋め込む、DocuSign側のフィールド値は、右側のアイコンをクリックすることで表示されます。設定が完了したら「Continue」ボタンを押します。

最後に設定の確認と、Slackへの投稿テストを行うことができます。「TEST & CONTINUE」ボタンを押して、Slackに投稿されるかどうかを確認します。

今回はZapierを通じて、Slackに通知を行いましたが、Zapierに用意されている他のAppを利用することで、プログラム開発無しで業務を効率化することができますので、いろいろ試してみてください!

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