IDC MarketScapeがドキュサインを電子署名ソフトウェアのリーダーに選出

この度、『2023 IDC MarketScape ワールドワイド 電子署名ソフトウェア ベンダー評価』において、ドキュサインがリーダーに選出されました。IDCは今回のレポートで、電子署名ベンダー18社を2つの重要な基準(戦略および能力)で評価しています。

以下のバブルチャートの通り、ドキュサインは2つの基準のどちらにおいてもトップレベルに位置しており、評価対象のベンダーの中で最大の市場シェアを獲得しています。

IDC Marketscape E-Signature 2023

今日の電子署名市場の概況

IDCのレポートは、「電子署名ツールはここ数年で、『あると便利なソフトウェア』から『業務に必要不可欠なソフトウェア』へと急速に変化した」と述べています。リモートワークや柔軟な働き方がすでに定着していることから、IDCは電子署名のこの位置付けは今後も変わらないだろうと予測しています。ハイブリッド型の勤務形態の出現は、電子署名という製品カテゴリーに対する新たな理解をもたらしました。

さらに一歩踏み込んで、IDCは「電子署名ツールは単体で使う製品というより、『コンテンツ、本人確認、トラストサービスを含む広範なポートフォリオの構成要素』になってきていると指摘しています。今回のレポートで注目すべきは、IDCが分析基準を見直し、従来の署名機能を超える新しい可能性や機能を含むかどうかも検討要素としたことです。最終的な評価に際して新たに考慮された事項には、契約ライフサイクル管理(CLM)、監査証跡データ、本人確認(ID検証)などが含まれます。

IDCは、電子署名が文書プロセス全体のデジタル化と自動化を目指す幅広い取り組みの礎となる未来を描いています。ドキュサインは長い間、このデジタル変革の取り組みを先導してきました。当社のビジョンが正しかったことは、IDCが評価基準を拡大したことにも見て取れます。IDCは2023年に初めて、CLM、監査証跡、本人確認などの機能を検討対象に加えましたが、ドキュサインは何年も前から、これらのニーズを満たす完成度の高い製品を提供しています。

ドキュサインは電子署名リーダーの中で傑出した評価を獲得

IDCのレポートが調査対象としたベンダーを比較すると、ドキュサインは提供するサービスの「深さ」と「幅」の両方で抜きん出ています。契約・合意文書に関連するプロセス全体をデジタル化するという観点から見ると、ドキュサインは競合ベンダーよりもはるかに堅牢な機能を備えています。IDCは今回のレポートの作成にあたり、契約ライフサイクルの全段階からドキュサインの10製品を評価対象にしましたが、評価対象となる製品が6つを超えるリーダーは他にはありません。

ドキュサインは20年以上にわたり、電子署名ソリューションの最前線を走るトップランナーであり続けています。その持続的なリーダーシップの一部をなしているのが、革新的な製品を構築する取り組みです。製品開発の目的は、スマートな契約の未来を作るというドキュサインのビジョンを実現することにあります。

IDCは次のように述べています。「ドキュサインは、堅牢なワークフロー自動化機能を含め、文書生成、動的なWebフォーム、署名プロセス、契約分析に至るまで、契約バリューチェーン全体にわたるソリューションの完全なポートフォリオを顧客に提供しています。」

IDCは今後の電子署名の発展について、以下のような一連のトレンドを予測しています。

  • 大規模言語モデルと生成AIに基づく機能の開発
  • より広範なコンテンツサービスやCLMプラットフォームの一部として組み込まれる電子署名機能の増加 
  • インテリジェント・フォーム、自動文書生成、双方向データ管理(「スマートコントラクト」を含む)
  • 自動化を拡張し、より幅広いユースケースに対応できるよう、コネクタやAPIを介したエンタープライズアプリケーションとの統合強化

ドキュサインは契約インテリジェンスの分野で業界をリード

IDCの予測は、本カテゴリーにおけるドキュサインの歴史的な先進性をあらためて証明するものと言えます。ドキュサインはすでに、AIを活用したAgreement Summarization(契約書の要約)機能、カスタマイズ可能な文書生成機能、業界をリードする契約ライフサイクル管理システム、柔軟性のあるWebフォーム本人確認/ID検証ソリューションなど、堅牢なポートフォリオを提供しています。さらに、400超のインテグレーションを含む、契約分野における最大のエコシステムを有しています。実際、ドキュサインのトランザクションの半分以上がAPI経由で完了しています。

IDCは、AIを活用した契約テクノロジーにおける当社の主導性を高く評価しており、ドキュサインがすでに「生成AIと大規模言語モデルを活用し、モバイルデバイス上で重要な用語を強調表示したり、長い契約書の内容を要約したりしている」と指摘しています。

『2023 IDC MarketScape ワールドワイド 電子署名ソフトウェア ベンダー評価』のレポート全文(英文)はこちらから無料でダウンロードできます。

※本記事は、ドキュサイン本社が2023年10月4日に公開した「IDC Names DocuSign a Leader in eSignature in Global Software Assessment」の抄訳になります。

 

出典:“IDC MarketScape: Worldwide eSignature Software 2023 Vendor Assessment”, By: Holly Muscolino, September 2023, IDC #US49646923

IDC MarketScapeのベンダー分析モデルは、特定の市場におけるICTサプライヤーの競争力の概観がわかるように設計されています。この調査手法は、定性的および定量的な基準に基づく厳密なスコアリング法を採用しており、特定の市場における各ベンダーのポジションを1枚のグラフに示しています。「能力」スコアは、ベンダーの製品力、市場開拓能力、事業遂行能力を短期的な視点で測定したものです。「戦略」スコアは、3~5年の時間枠で、ベンダーの戦略が顧客の求める要件と合っているかどうかを測定しています。円の大きさは、ベンダーの市場シェアを表しています。

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