電子署名にまつわる用語には、日本ではいろいろな解釈や翻訳があるため、ここで一回まとめてみましょう。混同されやすい電子署名、デジタル署名、電子サインそれぞれの意味や関連性を以下に説明しています。

電子署名、電子サイン、デジタル署名は混同しやすい用語

用語その一 電子署名
もともとの電子署名については英語で言えばelectric signatureになり、そのまんま電子的な署名になります。署名にあたる単語signatureは英語では名詞で、その動詞がsignになります。ただ、日本語においては、署名=サイン と解釈されるので、英語におけるこの辺りの区別があいまいです。electric signだと電光看板になってしまいます。
以前、電子署名については広義の電子的に同意を得るしくみと定義しましたが、ログ証跡のみを使った電子署名については電子サインと呼ばれることもあります。この電子サインについても、英文自体はelectric signatureです。電子署名をもっと詳しく知りたい方は、過去の記事「電子署名とは? 今さら聞けない電子署名のキホン」をご参考ください。
用語その二 電子サイン
電子サインについては、昨今タブレットなどにペンではなく電子的なペンで署名、サインを書き残すことを指す場合もあります。署名サインの筆跡データをデジタルに記録しておくものです。この場合の適当な英訳が思いつかないのですが、pen tablet to signになるでしょうか。サイン文化のない日本では、クレジットカードの支払いの時のタブレットへのサインを思い出す人も多いと思います。
用語その三 デジタル署名
電子署名の特殊ケースをデジタル署名として、デジタル証明書(電子証明書)とPKI技術を使って文書自体に改ざん防止の目印をつける方式と説明しました。この場合の英文はdigital signatureです。日本では、この狭義の電子署名について、電子署名としている場合もあります。デジタル署名の詳しい解説は過去の記事「電子署名とデジタル署名」に掲載しています。
というように、日本での電子署名における用語の定義は実際各所でばらばらになっています。ですので大事なのは以下の3つの要素技術があると考えればよいでしょう
1.電子的に合意を安全に記録するしくみ
2.電子的なペンとタブレットデバイスを使って筆跡データを収集する技術
3.PKI技術を使ってデジタルデータの改ざん防止を見破る技術
1のしくみの中で、3の技術を組み合わせることがあるということになります。2については筆跡データについては事前に集めておくことも難しく、何か問題があったときに事後に検証することになると思いますが、実際には1や3と組み合わせることで意味が出てくると考えます。
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