環境の持続可能性を実現するために

DocuSign for Forests

DocuSign for Forests

環境の持続可能性(サステナビリティ)は、2003年の創業当初よりドキュサインのストーリーの重要な部分を占めています。ドキュサインの中核製品であるドキュサインの電子署名だけでも、これまでに何百億枚もの紙と、その紙を作るために必要な木材や二酸化炭素、水を節約してきました。

この大きな強みと、低炭素で持続可能な未来を創る上で私たちが重要な役割を担っているという信念から、ドキュサインは2019年、DocuSign for Forests を立ち上げました。DocuSign for Forests の活動には、世界各地で森林保護活動を行う非営利団体への支援や、自社の主力製品であるドキュサインの電子署名への環境影響計算機能の搭載などが含まれています。

森林は人類にとってとても重要です。地球にとっては肺の役目を果たし、空気を浄化して私たちの呼吸に不可欠な酸素を供給しています。また、気候変動抑止においても森林は極めて重要な資源であり、環境に対して生じうる最悪の影響を避けるために必要な排出量削減のかなりの部分を担うとされています。

カーボンニュートラルという目標の達成へ向かって進むドキュサインの戦略に不可欠なもの、それが DocuSign for Forests です。私たちが目指しているのは、カーボンニュートラルへ向けた「事業活動を行う上での努力」、「自社製品による紙の節約」、「世界の森林保全に寄与するための取り組み」などの成果の集積によって、気候危機への対応においてカーボンニュートラルにとどまらず、カーボンポジティブ(排出量を吸収量よりも少なくする)を達成することです。

DocuSign for Forests は、世界の森林保護のために重要な活動を行っている非営利団体を資金面でも支援しています。これまでに、ジェーン・グドール公益財団、Wilderness Society、Rainforest Trust、The Nature Conservancy、Trees for Cities、Friends of the Urban Forest などの非営利団体に合計300万ドル以上を寄付し、世界中の森林を守る取り組みを後押ししています。

DocuSign for Forestsデータ

ペーパーレス化のメリットを算出

サステナビリティの取り組みへの意識を高めるため、私たちは主力製品であるドキュサインの電子署名に環境影響計算機能を組み込んでいます。計算ツールは、紙の持続可能な消費と生産を推進する非営利団体 Environmental Paper Network のものを使用しています。お客様はその計算結果を見ることで、ドキュサインの電子署名を使ってどれだけの量の木材や水、廃棄物、二酸化炭素を削減し、低炭素で持続可能な未来を生み出す活動にどの程度寄与したかを詳しく知ることができます。

従業員の活動

ドキュサインの従業員は、DocuSign IMPACT という活動を通じ、森林保全に取り組む団体で何千時間ものボランティア活動を行ってきました。例えば、実地またはオンラインでのボランティア活動に参加したり、植林を行ったり、また新しい森林技術のためのハッカソン(hackathon)を後援したりと、さまざまな方法で森林のために奮闘しています。

カーボンニュートラルな事業活動

ドキュサインは、現在行っている環境関連の取り組みの一環として、2022年度までに事業活動をカーボンニュートラルにすることをコミットしています。まずはじめに、二酸化炭素排出量の削減(例えば、航空機での移動に伴う排出を減らす)を目標にしています。また、排出量と吸収量のバランスをとるために、自然をベースにしたソリューション(植林や森林管理の改善など)への投資も行っていきます。私たちはこうした取り組みの中にビジネスのあり方を考え直すチャンスがあると考え、パートナーシップと実践の両面で道を切り開いていきたいと考えています。

非営利団体のミッションを支援

ドキュサインは、パートナーである非営利団体がミッションを達成するための支援を行なっています。非営利団体のお客様には、助成金に加え、弊社の非営利団体担当によるリソースの提供や、営業・マーケティング活動、ドキュサイン製品の導入を支援しています。

環境に配慮したビジネスツールの構築をミッションとする弊社は、その一環として、非営利団体向けに合意・契約プロセスにおける一連のステージを管理するためのデジタルツールを提供しています。DocuSign Agreement Cloud は電子署名を含む、12以上の製品から成り、非営利団体が使用するシステムと連携する中核プラットフォームとして使用することができます。

私たちは非営利団体が行っている活動が持つ「力」を信じており、さらに大きな成果を上げられるよう支援したいと考えています。以下、ドキュサインのお客様である団体をいくつか紹介します。

ジェーン・グドール・インスティテュート(JGI)

使用製品:DocuSign eSignature(ドキュサインの電子署名)

霊長類学者であるジェーン・グドール博士は、地域社会を環境保護活動の中心に据えた時にこそ、人間や動物の生活や自然環境が改善されることを発見しました。グドール博士の包括的アプローチは、9つの戦略を互いにタペストリーのように織り合わせてひとつにすることで、地域社会中心の保護活動が持つ力を活性化させます。JGI はそうしたアプローチを推進する活動をしています。

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森林管理協議会(FSC)

使用製品:DocuSign eSignature(ドキュサインの電子署名)DocuSign CLM

持続可能な形での管理による森林保全を通じて、環境面のみならず社会的にも経済的にも森林が豊かな恵みをもたらすようにすることを使命としている団体です。ドキュサインと FSC は、環境に配慮した新しい技術の開発を目指すハッカソンを共同で後援しています。最高情報責任者であるマイケル・マルース氏は「合意・契約プロセスのあらゆるタッチポイント(相手との接点)の管理に役立つ DocuSign CLM を導入したことで、本当に大きな恩恵にあずかっています。おかげで、文書の編集の管理、法的審査の検討、相手との細部の交渉がスムーズに行えます。DocuSign CLMは、複雑な契約管理プロセスを本当にシンプルなものにしてくれます」と述べています。

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* 紙の削減量の推定値は2021年1月時点のもので、2003年のドキュサイン創業以来、ドキュサインの電子署名を介した取引の総数から割り出しています。このモデルでは、文書を受け取った側がその文書を平均1回印刷すると仮定しています。紙の使用量削減による環境資源節約効果を推定するためにドキュサインが使用しているのは、Environmental Paper NetworkのPaper Calculator Version 4.0です。すべての紙がバージンパルプから作られているわけではないため、紙使用量削減による環境負荷軽減の推定には、再生紙が10%含まれていると仮定しています。この数字は、Environmental Paper Network が発表した「2018年版世界製紙業界現状リポート(State of the Global Paper Industry Report)」の8%よりもわずかに高く、より保守的な値です。Environmental Paper Network の紙使用量計算ツール Paper Calculator は、北米のデータを使用しています。Paper Calculatorに関する詳しい情報は、https://c.environmentalpaper.org/about.html をご覧ください。

本ブログはドキュサイン本社が提供しているデータシート「DocuSign for Forests」の抄訳です。

Contributeur DocuSign
筆者
Docusign
公開