ライフサイエンス企業が電子契約の導入で市場競争力を強化する方法とは?

ライフサイエンス業界のデジタル化

ライフサイエンス業界では、効率性によって革新的な医薬品や医療機器を市場に投入するための企業能力が左右されることがあります。また、開発プロセス全体、例えばR&Dから、臨床試験、そして最終的には上市に至るまで、規制上の複雑な手続きやその他のハードルが山積みになっています。しかし、ライフサイエンス業界でのITリーダーが取り除くことができるハードルもあります。それは煩雑なプロセスや事務処理に起因する時間とリソースを削減することです。

コストを削減し、市場投入までの時間を短縮するためのカギは、全社的に最新の契約・合意システムを構築することです。各部門が個別に電子署名などのシステムを採用するだけでは十分ではありません。これらは正しい方向への一歩ではありますが、ライフサイエンス業界のリーダーであるボストン・サイエンティフィックは、組織全体のプロセスをデジタル化することの方がはるかに効果的な戦略であることを発見しました。

ここで少し考えてみてください。

あなたの組織は、古いITシステムに足を引っ張られていませんか?

兆候としては以下のようなものが挙げられます。

  • 紙の契約に伴うコンプライアンスリスク
  • 医療機器のサービスレベル契約や保証情報の追跡ができない。または、修理作業が業界のコンプライアンスを満たしていることを証明できない
  • 人事部が入社に係る書類を処理する一貫した方法を欠いているため、優秀な人材を確保することができない
  • 臨床試験の実施に伴い、参加者登録や署名入り同意書の収集・整理、試験終了後の連絡事項のやり取りに遅延や非効率性が発生している

エンド・ツー・エンドで自動化・接続化された最新の契約・合意・稟議のシステムでは、これらの問題点を全て解消することができ、その効果は計り知れないものになります。コグニザント社の最近の調査によると、ライフサイエンス企業の経営陣は、社内プロセスをデジタル化することで3%のコスト削減(1社あたり平均9億7,400万ドル)を期待していることがわかりました。これは、外部のプロセスをデジタル化したことによって、ライフサイエンス企業が実現できるコスト削減や患者体験の向上を考慮したものではありません。

ドキュサインは、上位 15 社の製薬会社のうち 14 社、またトップ 15 社の医療機器会社のうち 11 社で導入されており、ライフサイエンス業界で広く利用されています。当社のお客様は、デジタル化によってコストを削減し、各国およびグローバルなコンプライアンス基準を満たしています。さらに、以前に比べ製品を21日程度早く市場に投入できるようになり、またフォームエラーを88%程度削減することができるようになっています。

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※本記事は米国ドキュサイン本社のブログ「How Digital Agreements Help Life Sciences Companies Deliver Life-Saving Products to Market Faster」の抄訳です。

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