GAテクノロジーズ様にドキュサインの電子署名を導入いただきました

不動産売買取引で業界を先行して電子化・非対面化を促進

不動産売買取引で業界を先行して、電子化・非対面化を進めている株式会社GAテクノロジーズにドキュサインの電子署名を導入いただきました。

同社は、「テクノロジー×イノベーションで、人々に感動を。」を理念に掲げ、不動産ビジネスの変革を中心に、X-Tech領域のビジネスに取り組まれています。

 不動産取引においてイノベーションを起こすには、お客様とエージェントの対話といったリアルの側面と、ITの活用というテクノロジーの側面の双方を有機的に融合させていく必要があります。

不動産取引は、お客様とエージェントが対面をして信頼関係を構築するようなリアルな側面のイメージが強いかもしれませんが、アナログで非効率な部分をデジタルツール等で補完することで、大幅な業務効率と顧客体験の向上が期待できる分野でもあります。

同社が運営する不動産テック総合ブランド「RENOSY(リノシー)」では、不動産の購入、賃貸、リノベーション、売却、投資といったサービスのワンストップ提供しており、ドキュサインが提供する契約・合意プラットフォーム「DocuSign Agreement Cloud」の導入は、その不動産の売買取引へのテクノロジー活用の一環です。

これにより、2020年3月より投資用中古マンションの売買契約書を電子化し、GAテクノロジーズ様が取り扱う投資用物件の不動産売買契約書が、電子契約化されます。

以前も紹介しましたが、ドキュサインはもともと、煩雑な不動産の売買契約を簡単にすることを目的に、米国で2003年に創業されました。それ以降、世界中のさまざまな業種で利用されていますが、不動産業界での利用は特に多く、米国では不動産売買のほとんどが、DocuSign eSignature(DocuSign Agreement Cloudの電子署名ツール)で行われているという状況です。逆にドキュサインがないと、米国での不動産売買は難しい、という状況です。

ところが、皆さんご存知の通り、日本では電子署名はまだまだ普及しておらず、不動産の契約のみならず、さまざまな契約が、いまだに紙とハンコと郵送で行われています。本当に遅れていますよね。その理由として、日本人の気質とか文化など、さまざまな事情があるのかもしれません。我々ドキュサインも、電子署名のグローバルリーダーとして、普及しきれていないことを反省しています。

ただ、状況は急速に変わっています。日本の宅地建物取引業者が行う不動産売買契約は消費者保護の観点から対面・書面交付にて行うことが法律で定められていますが、社会を取り巻く環境が急速に変化する中、不動産業界でもアナログな契約手続きの見直しが図られています。

そのような中、同社は、既に投資用不動産のローン申し込み・審査手続き・登記手続き・購入後の管理など、不動産取引に必要な各プロセスごとに、業界を先行して電子化・非対面化に取り組んできました。

そして、今回、デジタル化の「ラスト・ワンマイル」の一部である売買契約書をデジタル化したことの意義は大きいと思います。個人が数千万円の売買を行う契約書って、やっぱり紙がいいって、心のどこかで思っているのではないでしょうか。でも、考えてみてください。紙って紛失のリスクもあります。私なんか心配性なので、清水の舞台から飛び降りる覚悟で買った自宅の売買契約書は、最寄り駅の銀行の貸金庫に大切にしまってあります。

実は、昨年の夏の豪雨で浸水が近所まで迫ったので心配になり、その後金庫を借りたのです。でもこれがデジタルだったら、こんな心配必要ないですよね。もちろん保管だけでなく、契約のプロセスも早く、簡単です。改ざんの心配もありません。

ドキュサインは、これからも、不動産業界におけるテクノロジー融合のパイオニアであるGAテクノロジーズ様を全力でサポートしていきます。

 

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筆者
吉井 飛鳥
シニア・デジタル・マーケティング・マネージャー
公開
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